妊活家族

一般的に35歳を過ぎると妊娠率は低下していくことがわかっています。そんな35歳以上の人が妊活中に間違った食生活を実行していることも少なくありません。

今回はよく勘違いして過剰に摂取されたり、摂取してはいけない食材を紹介しましょう。

大豆食品ばかり摂取しちゃう

大豆

「大豆イソフラボンの摂取は女性の身体にいい」というよくある情報。これを間違って実行していませんか。近年は、大豆イソフラボンのサプリメントや化粧品なども数多く販売されているので、お店で見かけることも多くなりました。

この、大豆イソフラボンですが、意識的に豆乳を飲んだり、食事では納豆を毎食たべたりと、積極的に摂取している人は要注意です。

大豆イソフラボンの働きは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とよく似た働きをすることがわかっています。このエストロゲンは子宮に作用し妊娠しやすい身体をつくり、また骨を頑丈にしたり、肌ツヤによく、自律神経に大きく関わっています。

中高年以上の更年期世代の女性が、アンチエイジングのために大豆イソフラボンを摂取するという考えは基本的に間違っていません。なぜなら35歳を過ぎ歳を重ねるとともに、このエストロゲンの分泌量が減少し、骨粗鬆症、肌の衰え、更年期障害などの症状がでやすくなるからです。

一方、妊活中の女性にとって、大豆イソフラボンの過剰摂取は問題があります。
それは脳が「エストロゲンは十分に分泌されている」と判断すると、排卵を抑制してしまう可能性があるのです。

ですので、朝食に納豆、豆腐、味噌汁、豆乳。昼食も夕食も可能な限り大豆食品を摂取するというのは、大豆イソフラボンの過剰摂取になり、排卵が抑制されたり、遅れてしまったりという症状につながる可能性が少なからずあります。

内閣府の食品安全委員会によりますと、大豆イソフラボンの1日の摂取量目安の上限は一日あたり70〜75mgです。(大豆イソフラボン-食品安全委員会)

一方で一般的な大豆食品の大豆イソフラボンの含有量は内閣府食品安全委員の評価
によると、納豆1パックが約29mg〜37mg、豆腐1丁が約61mg〜81mg、豆乳200mlが約52mgです。

大豆イソフラボン含有量

内閣府食品安全委員会による大豆イソフラボン含有量の評価結果より

このことから、朝食に、納豆、豆腐、豆乳を摂取した場合、1日の大豆イソフラボンの摂取目安の上限に達するので、昼食、夕食に大豆食品を摂取することは、大幅な大豆イソフラボンの過剰摂取となりますので、注意しましょう。

ポイント

朝食で、納豆、豆腐、味噌汁、豆乳を食べると、それで1日の大豆イソフラボン摂取目安の上限を超えます。過剰摂取は排卵に悪影響!

ビタミン豊富な果物ばかりを摂取しちゃう

「ビタミンは体にいいから」、「ケーキなどスイーツはやめてフルーツにしよう」と過剰に摂取していませんか?

ダイエットのために、主食を減らして果物だけを食べる「フルーツダイエット」や、「朝バナナダイエット」など、果物によるダイエットを実践する人が多くいます。

脂肪分は少ないですが、果物もスイーツ同様に糖分が大量に含まれています。果物を食べると、血糖値が上昇し糖化作用が発生し、臓器を老化させてしまいます。卵巣も臓器ですから、結果的に卵子の老化につながってしまいます。

果物を食べる場合は、空腹時に食べると血糖値が急激に上がってしまうので、食後のデザートなどで少量を頂く程度が理想です。

ポイント

フルーツの過剰摂取は血糖値を上昇させ、卵巣とくに卵子の老化につながるので止めよう!

習慣的にスイーツを食べちゃう

スイーツは妊娠に悪影響

スイーツはいずれも脂質や糖質の塊で基本的には妊活の食品としておすすめできません。

前述のように、血糖値の上昇は臓器の老化、結果的に卵子の老化につながってしまいます。妊活する上では避けなければいけません。

しかしながら、食べるなと言われて、それがストレスになってしまっては返って妊活によくありません。ですので、徐々に量、回数を減らして無理なく禁スイーツをできるように心がけましょう。

ポイント

スイーツの摂取は、血糖値の上昇に気をつけて!卵子の老化につながります。

肉より魚を食べちゃう

肉より魚

「肉より魚のほうが健康によい」と肉を避けていませんか?

肉はカロリーが高く、コレステロールも多く、あまり健康的なイメージを持たない女性も多いと思います。肉の脂身の部分は、その通りであり、あまり健康的な食材ではありませんが、赤身の部分は、低カロリーで、身体の中で重要な働きをします。そのため、妊娠したければぜひ摂取すべきなのが赤身肉なのです。
赤身肉には鉄分が豊富に含まれています。女性は生理があるので男性に比べ圧倒的に鉄分を失いやすく、常時、貧血傾向にある女性が多いのです。

妊娠率が下がる理由の一つに「鉄分が不足している」があります。鉄分が不足すると卵子の質が下がってしまうのです。

肉に含まれる鉄分はヘム鉄といい、植物に含まれる鉄分(非ヘム鉄)よりも5〜10倍も吸収率が良いのです。
このようなことから、魚にばかりに偏るのではなく、肉もしっかり摂取することが妊活に効果的なのです。

魚には様々な栄養価があります。魚に多く含まれるオメガ3不飽和脂肪酸は、血液をサラサラにし、生活習慣病や、うつ、アルツハイマー病の予防にも効果があることがわかっています。

ポイント

  • 魚より肉のほうが鉄分の吸収率がいい
  • レバー(豚・鳥・牛)や赤身がオススメ

野菜ダイエットしちゃう

野菜も必要だけどバランス良くたべよう

肥満は万病の元で、妊活においても不妊の原因になり得ます。だからと言ってむやみにダイエットをしても妊娠体質にはなることはできません。逆効果の代表的なダイエット方法が野菜ダイエットです。

野菜は、ビタミンやミネラルが豊富で老化を防ぎ、低カロリーなのでダイエットに適していることは確かです。しかし脂肪を燃やすためには、筋肉をつくるタンパク質を摂取しなくてはなりません。また筋肉を維持するには炭水化物の摂取が必要なのです。

炭水化物が不足すると、エネルギー不足に陥り体の臓器の働きが悪くなり卵巣の働きも悪くなってしまいます。

つまり野菜だけでは栄養不足に陥ってしまい、生理不順や、排卵抑制といった妊活にとって致命的な体質になってしまう可能性が大きいです。

肉、魚、白米、小麦などたんぱく質、炭水化物をバランス良く摂取し、適度な運動で標準体重を目指すのが妊娠のための近道になることを忘れないでください。

ポイント

  • 栄養不足になると生理不順、排卵抑制に陥ってしまう
  • バランスの良い食事を心がけ適度な運動をしよう

バターよりマーガリンにしちゃう

マーガリンはトランス脂肪酸

バターよりマーガリンが好きという人は要注意です。

バターは動物性で、マーガリンは植物性のものが多いです。そのため、バターよりもマーガリンのほうが体によいというイメージをお持ちの方も多いと思います。

しかしマーガリンの原料となる植物性油脂はトランス脂肪酸というもので、植物油と水素でできています。これが人体に有害で心筋梗塞などの発症リスクが高まるということがわかっています。現にアメリカやオランダ、デンマークなどの諸外国では使用を法律で禁止されているのです。

妊活においてはトランス脂肪酸は排卵に悪影響を及ぼし不妊の原因になり得ることが、ハーバード大学医学部の研究で報告されています。

マーガリンだけでなく、ファストフードのフライドポテトやポテトチップスなどにも含まれていることがあるので要注意です。

原材料の表示をよく確認し、トランス脂肪酸は極力さけるように心がけましょう。

ポイント

  • トランス脂肪酸は有害なので極力さけよう

まとめ

食事の内容についての記事でした。妊活は健康的な食生活から始まります。偏った食事は排卵に影響を及ぼし、卵子の老化にもつながってしまいます。そうならないために日々の食事には気を払うように心がけましょう。

やっていはいけないこと

  • 大豆の過剰摂取
  • フルーツの過剰摂取
  • スイーツの過剰摂取
  • 肉の不摂取
  • 炭水化物の不摂取
  • マーガリンの摂取